私の取り越し苦労かもしれないが、今のロシアを社会主義国、共産主義国と勘違いしているむきがあるような気がしている。もちろん答は否である。
独裁主義の資本主義国、官僚主義的な資本主義国、非民主的な資本主義国というのが適切だろう。
🔳 ソ連崩壊で国営企業を手に入れ、財力でプーチンを支えるオリガルヒと呼ばれるロシアの富裕層。
世界トップ500人に入っている富裕層は、ロシアが21人でその富は17.5%。アメリカが81人で12.8%(GDP比)。1人あたりだとアメリカの5倍もの富をロシアの富裕層は独占。ロシアにおける富の集中は異常なレベルです。🔳
3月10日の『気候戦争よいう斎藤幸平氏』という記事に書いたように、少なくともウクライナ侵略の発端はオリガルヒ達の「絶望感」に端を発している。つまり大国主義に裏打ちされた帝国主義的侵略戦争だ。
参議院選挙が目前だ。16日の朝日新聞「素粒子」は年金世帯に一律10万円という施策について「公金で買収か」と指摘しているがそのとおりだろう。
そういう情勢を考えれば、まったくの的外れであるロシアを例に出した反共攻撃が少なからず影響を与えると考える必要がある。
とまれ、アメリカ上院の予算委員長は自らを社会主義者だと名乗っているぞ。まあ他所の国のことだけど、昨年の総選挙前後の反共攻撃の影響を見ても、あまり軽視はしない方がよい。
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