そこには「鳥はほかの生物よりうまく人間社会に適応してきた。鳥を観察することで、社会や都市の変化にも気づける」と「都市鳥」に注目し、「近年イソヒヨドリが都市に広がってきた理由を研究するため、目撃情報を募っている」とあった。
その名のとおり、「磯ヒヨドリ」はそもそも海岸の岸壁(岩礁)にいた鳥で、昔、奈良公園周辺の探鳥会に参加した折には、発見したならチェックを入れるためのリストに全く入ってはいなかったように思う(入っていたが私が全く意識していなかったのかもしれないが)。
私がこの鳥を初めてウォッチングしたのはブログを繰ってみると2010年(平成22年)のことだった。
全く見たことのない鳥で、あまりに赤い胸の色から、ツグミの一種のアカハラだろうと信じ込んだ記事がブログにある。
それが新聞記事にもあるように、「各地の都市部でイソヒヨドリが増えてい」て、近頃は毎朝私に夜明けを告げてくれている。
以前のブログ記事に写真を載せたが、バッタを捕獲した瞬間を撮影したことがあるし、ミミズのようなものを啄ばんでいるのも見たことがある。
海岸にいた頃は何を食べていたのだろう。
「都市のビルが岸壁代わりになっているのだろう」と書いたこともあるが、それよりも海岸の自然が急速に消滅していっているからなのだろうか。
都市の自然が急速に豊かになったとも思われないので、イソヒヨドリの都市での繁殖は手放しで喜べない。
写真は5月6日の朝、近くの電柱のてっぺん。
5月10日~16日は愛鳥週間(バードウィーク)。
雲厚く急ぐ足下しゃがの花
著莪(しゃが)の花は、よく見ると派手で綺麗な花なのだが、なんとなく地味な印象があり、あまり人に注目されない。可哀相な花である。
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