2023年1月11日水曜日

キツツキは米を食べられない

   お正月になると毎年「十二支になぜ猫が入っていないのか」というクイズ?が繰り返されるが、タイやベトナムでは今年は兎ではなく猫年だとラジオで言っていた。

 本家中国の「猪」が一般に豚を指しているということは知っていたが、この「猫の入っている国もある」という話は知らなかった。

 鳥類学者?国松俊英氏の本に十二支物語に少しだけ似た話があった。それは・・・
 🔳お釈迦様が亡くなるとき、あらゆる生き物が集まった。スズメはお歯黒をつけている途中だったが直ぐに飛んで行ったが、キツツキ(アカゲラ)は知らせを受けてから赤い布を買いに行って美しい着物をあつらえ、それを着て行ったので間に合わなかった。そのため以後スズメは米を食べることを許されたが、キツツキは堅い木をつついて虫しか食べることが許されないようになった🔳

 私はコゲラが熟柿をつついて食べているのを実際に見たことがあるから、若干の保留意見はあるが、なかなか的を射た楽しい昔話だと思っている。

 ニュータウンが出来たての頃はあまり見た記憶はないが、街の成熟とともに街路樹や庭木も成熟してきたせいか、近頃はコゲラもよく見るようになった。
 「カラの混群」といって、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、メジロなどと一緒になって各家の庭を渡り歩く。写真はわが家の柿の木をつついているところ。

 人間界では「乳幼児ゆさぶられ症候群(SBS)」という虐待が問題になっているが、キツツキ界ではどうなのだろう。
 別の本には、キツツキの頭骨はとても厚く丈夫にできており、木を叩くショックを頭骨全体で受け止めて吸収している‥とあった。

0 件のコメント:

コメントを投稿