2023年1月18日水曜日

水鳥は哀しからずや

   鳥インフルエンザのことはよくは知らないが、何万羽という鶏を殺処分するというニュースが続くのは聞いていてあまり楽しくはない。

 原因(感染源)は渡り鳥である水鳥らしい。さらには、感染している水鳥を食べた猛禽類らしいが、そんなものが養鶏場の中にまで侵入してくるものだろうか。世界水準でいえば許されないほど閉鎖された鶏小屋なのに。

 素人考えでいえば、感染した水鳥の糞などを踏んだ人間が、靴底にウイルスを付けて持ち込んだのではないのだろうか。
 コロナのときによく語られたように、これまでひっそりと生きていたウイルスを人間界に連れてきたのは人間であり、人間どもの飽くなき経済活動であるような気がする。少なくとも桁違いに多い殺処分は巨大な養鶏施設故だろう。
 
 さて、わが家のすぐ近くの小さな池にオシドリがやってきた。2023年1月。わが家周辺では初見である。
 その艶やかな衣装からこれを吉兆と思いたいが、何かよくないところからの避難なのだろうか。水鳥は哀しがっているみたいだ。

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