2022年3月28日月曜日

桜の国の9条

   ウクライナの事態を見て「それ見ろ、9条では平和は守れない」「核を持ってこそ平和になる」と言い出した人々がいるが、ウクライナ憲法に「9条」はない。
 反語的に言えばロシア憲法に「9条」があれば侵略は起こらなかっただろう。

 もとより日本国憲法9条とは文字のことではなく、9条の精神に則った平和外交のことである。さらに、世界がそのように成熟する以前に他国から不当な武力介入があれば、海上保安庁や警察力で防衛することは大方の賛同を得られる常識ではないだろうかと私は考える。

   元に戻って「ロシアに9条があったならば・・」というのは、世界に民主主義が拡がればということと同義であり、この国が民主主義のお手本になり、世界の人々が日本のようになりたいと思う国にすることだろう。

 反対に、首相の街頭演説にヤジを飛ばしただけで排除されるようでは、プーチンの強権政治を批判できない。その元首相がプーチンに「ウラジミール、君と僕は同じ未来を見ている」と公式発言を重ねたのは、今になって思うと単なる低レベルのお追従以上に同調しあっていたようだ。シンゾーのことである。

 桜の花が開花した。
 この花はその散る様から人権や命を軽んじる全体主義の宣伝に利用された歴史があるが、美しい桜自体に罪はない。
 桜の国の9条を今こそ自信をもって広げるときだと私は思う。
 目前の参議院選挙で岸田自民党総裁は憲法改悪を公言した。軽んじてはいけない。
 ロシアに9条を、世界中に9条を!

1 件のコメント:

  1.  ロシアの所業を見て護憲派が怯んではならない‥という気持ちでこのブログを書きました。

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