2022年3月7日月曜日

大鷭(オオバン)

   オオバンはツル目クイナ科オオバン属に分類されている。カモ類と一緒に泳いでいるが「属」はけっこう遠い。

 私の行動範囲の大阪、京都、奈良では絶滅危惧種や準絶滅危惧種らしいが、確かに何十年も前には「珍しい鳥を見つけた」と興奮したものだが、しかし近年はよく見かけるようになった。大阪の市内中心部の大川、天満橋横の八軒屋浜でも見た。

 温暖化が言われている下で、どちらかというと北側の鳥なのに増えている理由は不明である。「事実は小説よりも奇なり」とはバイロンの言葉らしいが、我が世代は「私の秘密」で教えてもらった。
 答は「権威ある?文章であっても鵜呑みにせず、自分の目で確かめることが大切」。私の実感ではオオバンは増えている。

   カモ類の中には美しい水鳥も多い中で、この人相(鳥相)は相当奇抜に思われる。額から嘴まで顔の正面が真っ白い。英語の慣用句には as bald as a coot 「オオバンのようなハゲ」というのもあるそうだ。

 なお、顔の白いところが白でなくが赤ならオオバンでなくバンである。

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