ところで私だけかもしれないが「自分の生活圏」のイメージというのはけっこう狭い気がする。私は京都府の南端に住んでいる。生活圏は奈良市だし元々は大阪の南部、泉州地方の堺で育っている。
だから日本海側というと、年に数回のリクリエーションの旅行先であって生活圏というイメージはない。おまけに”そこは近畿圏外の福井県”である。
なので無知も伴う感覚では、福井県の原発を少し遠いところに感じていた。もちろん近畿の人でも北寄りの人にはそんなバイアスはないだろうが。
そこで毎年この時期に自分自身に言い聞かせるように確認することは、「大阪府民でも北摂や北河内など北寄りの人は、福井県知事の居る福井市よりも原発に近いところもあるぞ」ということだ。京都、滋賀、兵庫の北寄りは言うまでもない。
筆頭の地元代表は一般的にはその福井県知事となる。さらに地元の高浜町の助役には莫大なマネーが届いていた。こんな原発を「地元が心配していないのだから安全だ」と理解するのはおかしい。
大論文を1本書くよりも、こんな気持ちをその都度振り返って語り継ぐこその方が大事でないか。
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