2020年1月19日日曜日

『ウミネコ』復刻版

   日本機関紙協会の『機関紙と宣伝』2019年7月号から抜粋して紹介させてもらう。

 藤田健次さんから機関紙協会への手紙・・、
 50年前のガリ版新聞『ウミネコ』の復刻版ができたので送ります。ガリ版ですから、当然、全232ページすべて手書きです。
 当時貴協会からは、たくさんの励ましをいただき、ありがとうございました。私たち若者は、その声援を支えとして、徹夜でがんばったのでした。
 今読み返してみて、女性べっ視ともとれる記事もあり、いかに世相の反映とはいえ、編集長失格です。当時は、職場のトイレも男女兼用、組合大会はタバコの煙がもうもうとした中で開かれるという、まだ、そういう時代ではありました。
 『ウミネコ』に燃えた、当時20代の私たちも、間もなく80歳、もうすぐ消えてなくなります。今の時代をけん命に生きているみなさんに、なにか参考になるのであればうれしいです。

   機関紙協会のコメント・・、
 職場新聞『ウミネコ』は、全労働青森職安支部八戸分会33名の中で隔月刊の発行で、創刊されたのが1965年11月で、終刊の1969年5月まで19号が発行されました。B4判で毎号12ページ~16ページという、当時の職場新聞としては考えられないボリュームでした。組合員の要求を前面に出して職場の全員が登場する企画で、今読んでも実に面白い紙面です。臨時職員の声を丁寧に紹介したり、組合員の奥さん訪問など、先進的な規格の新聞でした。『ウミネコ』は全国の全労働の仲間に衝撃を与えたことがよくわかります。
 当時は日刊紙が全盛の時代でしたが、『ウミネコ』はその圧倒的なボリュームと企画で、機関紙編集者を驚かせました。
 『ウミネコ』は終刊になりましたが、その後は速報性を大事にした機関紙の発行へと移っています。50年前の若者たちの情熱が詰まった機関紙でした。

 復刻版の余備はもうないそうだが、そのコピー(B4判232枚+α)を藤田健次さんからいただいた。
 もし私の「原本」をコピーしたいと希望される方がおられたら、お貸しすることはできる。現職の若い方々には見てほしいが、「ウザイ」話だろうか。
 フェークニュースも含めてマスコミの劣化が目に余る今日、SNSと併せて、冷静で心のこもったミニコミ紙の出番のように感じている。
 単に過去の想い出とするのでなく、『ウミネコ』の情熱に今一度触れてほしい気がする。

 余話になるが、1月17日に読んでいると、こんな記事が目に留まった。
 1968年5月16日――この日を私たちは一生忘れられないだろう。さわやかな快晴、心地よいそよ風のその日の午前9時49分、ぶきみな地鳴りと共に私たちを襲った「1968年十勝沖地震」(震度5、マグニチュード7.8)は、私たちと、私たちのたくさんの仲間を一瞬のうちに、恐怖のどん底におとしいれた。
 
 一昨日、1.17に関わる記事を書いたが、ほんとうにいつ遭遇してもおかしくないという思いを新たにした。ああ日本列島とは!

   半世紀前の職場新聞に溢れてる若者たちの情熱を見よ

1 件のコメント:

  1.  私はガリ版ニュースを作った最後の世代だと思うのですが、、、本当に懐かしいです。
    今朝の「赤旗」に「桜を見る会」問題の最中に急増した安倍首相とメディア幹部・記者との会食問題について、「首相との会食はテレビや新聞のの信頼を落としている、一刻も早く止めた方が良い。」と書いている。

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