2019年7月13日土曜日

3万年前の丸木舟

   3万年以上前の先人の旅をなぞって台湾を出発した丸木舟が沖縄県の与那国島に到着した。
 日本文化の重要な一角を占める江南(揚子江)とつながるルートが証明されたことになる。
 魏略等に「倭人は自ら太伯の後裔だと言っている」と書かれているのを実感させられた。(それほど単純に肯定しているわけではないが)

 テレビニュースでは「到着後先ずしたことは入国手続きだった」と面白おかしく語っていたが、それを聞いて私はジョンレノンのイマジンを連想した。
 レノンは、Imagine theres no countries 「国境のない世界を想像してごらん」と歌っていたが、そもそも自然の地球に国境などなく、丸木舟はどこにもそんな壁を見たわけでもなく、そういえば国境自身が想像の産物ではないだろうか。と。

 文化という意味では以上の観点が重要だが、同時に政治で言えば、この日本列島に生まれ住まう農民、漁民や商売人が安んじて暮らせる政治が第一だと私は思っている。
 政治は、そういう広い国際感覚と地に足をつけた経済を同時に語る政治でなければならない。
 それを何もかも一緒くたにして「グローバリゼーションだ」と語っている人間には嘘がある。

 と考えると、・・文化の面ではアジアの国々を蔑視し、片方ではトランプの言いなりになって主権も金員も生業も投げ出している安倍自公政権には退場してもらう必要があると強く思っている。

 先日トランプが大相撲をジャックした折、日頃「アメリカによる押し付け憲法」などと叫んでいた日本会議の櫻井よしこや金美鈴がミーハーのようにトランプに握手を求めていたが、私は彼ら彼女らの言う「愛国心」の底が見えた気がした。
 あえて言うが、実際の行動でも主張している政策でも、本当の愛国心は日本共産党にあると私は考えている。

 目前の選挙の争点としてはあまり論じられていないが、外交無策の自公政権を許すと、本当に「有志連合」多国籍軍の一員となって日本国民が戦死することになるだろう。
 外交のできない小人物こそが戦争をもてあそぶのだ。

 軍拡の自公政治を退場させるため、比例は「共産党」、複数区の選挙区は「共産党の候補者」、一人区は「市民と野党の統一候補」に力を貸してほしい。

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