namas te |
これは古代、インドの当時の公用語的な位置にあったサンスクリット語などの仏典(お経)を中国語に訳す際、現代の日本が外来語をそのままカタカナで記述するように、namas(ナマス)をそのまま音写(音訳)したもので、敬意を表する言葉で、帰依とか敬礼(きょうらい)、帰命(きみょう)というような意味だといわれている。
というようなことは、私はまあまあ聞きかじっていた。
ところで先日、インド哲学の関根俊一先生の話を聞いた中で「同じ語源からnamas te(ナマステー)があるのだ」と聞いた時、私は一度になるほどと「南無」が親しく感じられて合点がいった。南無とナマステーが同根の言葉だったとは、そこまでは知らなかった。
ナマステは、ヒマラヤに登る(登った)話の中で頻繁に出てくるネパール語でもあり、誤解を恐れず言い切れば、「こんにちは」という感じで登山関係の書物では何回もお目にかかっていたものだ。関根先生曰くナマステーとテを伸ばすのが正しいらしい。
そして私などは、漢字、漢文というと絶対的に表意文字という感じでいたが、こういう音写、いうなれば表音文字的な性格もあるということが浅学の私には勉強になった。
万葉仮名それ自身は日本人の工夫かもしれないが、表音文字と表意文字の翻訳という作業で中国人やシルクロードの人々が既によく似たことをしていたことになる。
ナマステーと呼び掛けた虹のブロッケン
NHKの「おかあさんといっしょ」の6月の歌が「はらぺこカマキリ」でナント作詞がカマキリ先生(香川照之)だった。
返信削除孫の凜ちゃんが好きな歌だったが、餌の昆虫たちが可哀相で食べられないはらぺこカマキリというのはシーシェパードみたいで「これでいいのか」。
まあ、ナマステー。