「裏表のある人間になってはいけません」と言われたりするがそれは蝶には通じない。
写真はルリタテハ(瑠璃立羽)で、表は瑠璃色の帯が美しい。
そして「立羽」の名のとおり、通常は翅を立てて閉じているから翅の裏を見せてとまっている。
それが見事に朽ちた枯葉そっくりだから、人間は保護色だとかなんとか解説しているが、もう造物主を信じるしかないという気持ちになる。
写真は見やすいように水平の感じで掲載したが実際には下を向いて逆立ちをして翅を閉じていた。だから風で飛ばされた汚い枯葉が引っかかっている態だった。
そんなに珍しい蝶ではないが、金木犀の香りが充満している庭を飛び回っているのを見ていると如何にも秋だな~と感じる。
そんな折、ふんわりふんわりとアサギマダラが飛んできた。「たしかこの辺りにフジバカマの花園があると聞いてきたんだが・・」という風情であった。
フジバカマは妻にアレルギーが出たので庭から根絶した。アサギマダラには申し訳ない。
フジバカマは別にしても、「蝶の来る庭」にしたいのだが、それを徹底すると花が軒並み幼虫(アオムシ・ケムシ)にやられてしまう。
猫の額のような庭の所有者である小人物にはそれを看過する余裕はない。
エコの話にしても何でも、正論はまゝ各論になればなるほど悩ましい。
木犀の香焚き染めて瑠璃立羽
鳥類と魚類とどちらが美しいかと悩んでいたがちょうちょももとっても美しい。
返信削除キウイの植えてる庭には猫が来ます。伐採してしまってもやっぱり行きます。
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