2018年10月14日日曜日

あれ それ

 あの漫才コンビの名前が出てこない。
 ボケとんの?
  ボケてまんねや~
 情けない
  情けないねや~

 もちろん、こういうネタの断片を検索したら直に大木こだま・ひびきは出て来る。
 ネットの検索機能がボケを加速させているのだろうか。

 つい先日、OB会の世話人会の後いつものように居酒屋に行った。
 他愛ない話だが、ラムに合う香辛料の話になって、「あの細長い種、なんやったかいな、あれをかけたらモンゴル草原の気分になるなあ」「カレーにも入れるあれ」「〇〇さんは苦手や言うてたあれ」、で「うんうん、あれな」で話は進んでいった。
 そして話題が変ってから、「そうやクミンや、クミンシード」と、それも友人が思い出してくれた。

 そしてコロッケの話になって、「上六の南西にある肉屋のコロッケ、あの店なんて言うのやったんかなあ」「堺辺りでは有名なんやけど」「美人の娘さんと同級生やったんやけど」で、みんなそれぞれが知っている肉屋の名前を出すが当たらない。
 これは最後に友人がスマホの地図機能で「ヤマタケや!」となった。

 客観的に見ると私の「アレ」「ソレ」の度合いが激しい。
 「ボーッと生きてんじゃねえよ」と言われるほど怠惰な暮らしをしているつもりはないが、革新的な議員さんが認知症の診断を受けたというニュースも読んだことがあるから、自分だけは大丈夫などとはユメ思わないことだ。

 その日は会議本番でも居酒屋に行ってからも「アレ」「ソレ」が何回かあったが、それが何であったかは思い出せない。

1 件のコメント:

  1.  妻もけっこう「忘れ物」をする。そんなとき「どうして忘れてないかどうかを点検してくれなかったのか!」と私が怒られる。
     嗚呼!

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