その特徴は、翅自体には特段の色はなく、非常に薄い膜が何層にも重なっていて、その微妙な光の反射であの「玉虫色」が生じているという。(注:玉虫の構造色はこういうことらしいが、構造色というものには多くのパターンがある)
つまり、翅そのものには色はないから死亡しても退色したりしない・・・故に、玉虫厨子がある。
例示すれば、CDやシャボン玉が虹色に見えるのと同じ理屈だという。
写真のとおり、それは翅だけでなく胴も同じように光っている。
炎昼の窓の外を飛び回っているのを見ていると楽しいが、クリオネみたいに飛び回るこの小さい昆虫を撮影するのは非常に難しい。
ようやく撮れた写真なので、相当ボケているのは許していただこう。
秋の田圃や果樹園にCDがぶら提げられたりする。鳥が嫌うから=鳥よけといわれている。
しかし、鳥の中にも綺麗な構造色はいっぱいいるから、ほんとうに鳥は構造色が嫌いなのだろうか。
それとも、人が動いているように錯覚するのだろうか。
本にはいろいろ書かれているが、実際のところは判らない。
55㎜だとこの点がタマムシ |
ちなみに、55㎜の標準(広角ではない)で撮影したなら、左のとおり矢印の先の点である。
朝告げるクマゼミたちの正確さ
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