2018年7月28日土曜日

ろうそくデモ

 私が青年時代1970年代、アメリカでは黒人がバスに乗れなかったり座れなかったりしていた。韓国は軍事独裁政権であった。
 そのアメリカではアフリカ系の前大統領が誕生し、韓国では前大統領が弾劾されている。
 その間、日本の民主主義はどれだけ成長しただろうか。

 韓国で前大統領を弾劾したパワーは『ろうそくデモ』『キャンドル革命』などと呼ばれている。
 毎週、夜にろうそくを手に市民が集まった。終盤のそれは全国で230万人といわれている。
 問題は蝋燭を持っていたかどうかではない。
 諦めることなく毎週集まる。
 若い家族連れや高齢者や普通の市民が主人公だ。
 交通整理やゴミ対策なども自分たちでする。
 商店はトイレを開放したりして協力する。
 そんな市民運動が隣国で成果を上げているのを、日本のマスコミはほとんど軽く扱った。

 7月27日は朝鮮戦争休戦65年目の日だった。
 朝鮮戦争は丸3年間で500万人の死者、1000万人の離散家族を産み出した。
 日本は戦争特需で復興経済の土台を作り、後の自衛隊、安保体制の基礎を作った。
 掃海の面では実際の戦争行為そのものにも参加した。

 その半島で、これからも紆余曲折はあろうが、南北板門店宣言が発表され、米朝会談が実現し、朝鮮戦争の終結や半島の非核化が日程に上っている。
 東アジアで最も危険な勢力は安倍政権といえるだろう。
 東アジアの平和創造の主人公にと声を上げたいものである。

   ということで、大阪靭公園のキャンドル集会に行ってきた。
 みんな先約があるとかで3名の参加になったが、日本の民主運動の当面の最大課題は市民と野党の共闘だと考えているから、それなりに満足して帰ってきた。

 手に持っているキャンドル(ろうそく)は韓国で使われていたそのもの。
 胸のランタンは百均で調達した。
 PEACEの人文字がどうなったかは今日は判らないが、わかり次第追記する。

   追記 毎日新聞です。

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