実際、トヨタ自動車の三月期決算は、子会社も含めて連結内部留保は約20兆円となった。
20兆円といってもイメージが具体化できなければ、毎日1000万円ずつ使っていくと、使い切るのに5480年かかる額であるから、縄文時代から使い始めてようやく最近使い終わる計算になる。
この内部留保を賃上げに回して正社員の雇用を増やすならトヨタの車はもっと売れるようになるに違いない。ベンツやBMWかも知れないが、まあここはトヨタの高級車にしておこう。
同じようなことは政府の財政政策でも言える気がする。
法人税の減税をやめて社会保障の財源に回せば、国民の将来不安が取り除かれる。
そういう人がトヨタの車を買うかもしれない。こういうのを経済の好循環と言うのだろう。
こういう主張をほんとうの「愛国主義」というのではないだろうか。
最近、19世紀イギリスで活躍したウィリアム・モリスの『ユートピアだより』(岩波文庫)を再読して新鮮な印象を受けました。アーツ&クラフツ運動の祖として民藝の柳宗悦への影響もある方ですが、独自の道を通って自分の思想を磨いた人です。ウィリアム・モリスとE.E.バックスという人の共著『社会主義』(晶文社)も2014年に翻訳が出ています。こちらも読んでみたいと思っています。イギリスの運動の奥深さに触れたいものです。
返信削除社会主義とは似ても似つかぬソ連の崩壊をもって社会主義の終焉を語る人がいますが、ドイツの大統領は5月5日マルクス生誕200年に際しマルクスを「熱烈な人道主義、出版の自由、人間的な労働条件、8時間労働、女性の役割の評価、環境保護」に取り組んだと指摘。現代のグローバル化を予言し、“労働者と機械の競争”などの分析は、現代の労働者が直面するAI(人工知能)、ロボットなどの問題に通じると述べました。ヨーロッパの思想の奥深さを感じさせます。mykazekさんに習って勉強します。
返信削除汝の道を行け、しかして、あとは人の語るにまかせよ。