24日朝日朝刊は『通常国会 記者が振り返る』という記者座談会なる記事を書いた。
「与党は議論に立ち入らなかった」「野党は質問力が足りなかった」的な、あまりにも”おきまりの”朝日的な記事だった。
八つ当たりする気持ちはさらさらないが、私は、足らなかったのはマスコミのジャーナリズムではないかと考えている。
第一に、国会の数の横暴を許した根源は昨年の総選挙にある。
ここ数年の安倍政治の問答無用の数々を論じるのでなく、野党共闘を破壊した小池百合子、前原誠司、玉木らの希望の党の伸長こそが焦点の如く選挙報道を繰り返し、結局、与党の度重なる民主主義蹂躙を許した一端はマスコミにあると思う。
第二に、特に安倍政権になってから強まった新聞やテレビに対する露骨な攻撃に身をひそめ、それどころか、世の常識でいえば”収賄”に触れるような権力者の酒席に侍り、結局社会の木鐸としての立場を投げ捨てたのはマスコミ自身であった。
総理大臣が国会で嘘を言う、政府委員(官僚)がそれに合わせて嘘を言う、公文書さえ偽造する。それに対して与野党の間に立って”中立”的に報道するなどあり得なかったはずである。
そんなことをいろいろ考えていた頃、NHK(関西熱視線)がカジノについて誠にへんちくりんな報道をした。
写真上の円グラフを見ると、「無回答」と「どちらともいえない」が半数いて、あとの半数で「賛成」「反対」を論じているように見える。
しかし、「反対42%」が「どちらとも34%」よりも小さくなっている。ええっ!
普通に作れば下の円のようにならないか。
大NHK(BK)が円グラフを分度器と三角定規で作っているのだろうか。
私ごときの人間でも、円グラフはエクセルやワードで簡単に作る。
だから、まさか!とは思うが、どう考えても「凡ミス」とは考えづらい???
高度な操作を加えないとしようとしてもできない円グラフである。怪!
一番好意的に「忖度」すれば「反対」と「どちらとも」の文字の貼り付けを逆にしたのだろうが、普通ははっきりとした意見を対比するために下の写真のように作るものだろう。
NHKは森友でスクープをした大阪の記者を報道から全く異なる部署に配置転換した。
まさか猛暑対策で怪談話を報じたのでもないだろうが。へんちくりんな話だ。
なお、記者座談会の記事に戻ると、「森友・加計問題の追及で気を吐いた野党は共産党だった。独自に文書を入手して政府を攻め立てた」とあるのは余りに当然の評価だろう。
そのときメディアはどう論陣を張ったのかの反省をしてほしい。
真夏日や血圧だけは好レベル
体調は全般にしんどいが、降圧剤を服用しているとはいうものの、高温の日々の血圧は好レベル。そりゃあ血管も膨張します。
国会が終わって後には累々とした民主主義の屍が、、、これほどまでにアベが好き勝手に出来るのは確かにジャーナリズムの腰砕けがあるのだと思います。いま一番の危機は野田聖子大臣に金融庁が朝日新聞が情報公開をしているとご注進したことです。情報公開を所管する総務相が自ら法を無視する大問題だと思います。
返信削除ひげ親父さんの意見に全く同意いたします。
返信削除さて、韓国の民主化運動ですが、彼らは「マスコミが酷い」と嘆いて終るのでなく、自分たちで世論を作ろうとSNSで発信したということです。SNSをまだしていない仲間に始めようと語りましょう。始めた方には質量を増やそうと訴えましょう。邪魔くさがりでは世の中は変わりません。