2018年7月21日土曜日

キリギリスの威厳

   先日大阪からの帰宅途中にキリギリスがいたので手で捕った。数日、虫籠に胡瓜を入れて飼っておいた。
 残念ながら♀らしく鳴いてくれないので、孫の夏ちゃんのところに持っていっても「いらん」と言われてしまった。

 凜ちゃんのところには妻が持っていったが「テレビに夢中で見向きもしなかった」と言って帰ってきた。

   昔昆虫少年の祖父ちゃんは少し寂しいが、「凜ちゃんの虫捕りデビューはこれからや」と自分自身を慰めた。

 キリギリスは並みのバッタよりもどこかに威厳と根性がある。
 事実、私も妻も指先を噛まれた。
 大したものではないので、指を噛んできたその根性が可愛いと喜んでいる。

 義母のホームにも妻が持って行ったが母は興味を示さなかったらしい。
 スタッフが何?何?と興味を示したが、男女のスタッフの何人もがキリギリスというとへ~っという感じだったという。
 虫を飼って愛でるという日本文化は昆虫以前に絶滅しているようだ。

 鳴かないキリギリスは魅力が半減だが、それでもわが家に夏を運び込んでくれた。
 夫婦で写真を撮って遊んでから庭に逃がした。

   灼熱を上乗せをするきりぎりす

3 件のコメント:

  1. 恥ずかしいですが、キリギリスとバッタの区別がつきません。

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  2.  改まって尋ねられるとう~む、よく解りません。ひげが長い、後ろ脚が長い、産卵管が長いと言われますが、私はやっぱり顔つきです。トノサマバッタは公家上がりのお殿様のような顔をしていますが、キリギリスは戦国大名の趣があります。余計に解り難くなりましたでしょうか。

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  3.  昨日放った♀のフェロモンに反応したのか、今日は♂がキリギリースチョンと鳴き始めました。全くの偶然かも知れませんが・・・

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