2017年6月8日木曜日

規制改革

 通販で買い物をした。
 商品発送から7日目に到着した。
 AMAZON・クロネコヤマトの苛酷な条件による過剰サービスの是正には理解を示しているが、今般の佐川急便の飛脚メール便は少し遅すぎる。
 ネットを繰ってみたら、同種の、否それ以上に対応の悪い事例がたくさん投稿されていた。
 そのシステムを十分理解はできていないが、規制改革による郵便局の外注の結果のようだ。
 規制改革・民営化の一面を垣間見た気がする。
 
 未だに「規制改革」なる言葉をプラスイメージで捉えている論調がある。
 しかし、いやしくも法治国家を標榜し肯定するなら、法律の規制に矛盾が生じているとすれば事実をあげて議論し法律を改正すればよいだけである。
 それを、国会での議論抜きで政権のトップダウンで何でもOKにするのは民主国家ではない。
 加計学園問題でも、政権は「岩盤規制にドリルで穴をあけた」と主張したが、「その穴は加計の抜け穴でないか」という指摘の方が当っている。
 いや、もっと冷静に一連の経緯を見て見ると、「規制緩和」ではなく「京都産業大学を排除するための新たなハードルを設置した」ことだったことは明らかだ。

 すでに明らかになったと思われるが、「規制改革」は社会の公平・公正を担保している法律上の規制を、政権中枢の利権のために蹂躙するための論である。国民の財産を私する、貪るための論である。
 羊たちの生きる自由は狼の自由の規制なくしては成り立たない。
 「規制改革」は庶民の公正・公平に襲いかかる狼の自由の論理だろう。

   梅雨入りの画像が西から迫ってる 

2 件のコメント:

  1. カッチョイイですね~>「羊たちの生きる自由は狼の自由の規制なくしては成り立たない」

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  2.  mykazekさん、コメントありがとうございます。世の中では「規制改革」だとか「身を切る改革」などという言葉が内容の吟味なしに肯定的に語られる場面があります。
     それらを理性的に批判しようとすると、なんとなくダサっかたりお説教調になったりします。
     井上ひさしさんの言葉ではないですが、「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」でしょうか。・・自省しながら。

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