「✕✕ファースト」などという「印象操作」で上っ滑りした情報だけが独り歩きしているが、「ちょっと違うのでないの?」という側面も考えてみたい。
地域政党・都民ファーストの会は2017年1月23日に結成されたが、その代表は野田 数(のだ かずさ)都議で、6月1日、小池都知事が正式に都民ファーストの会の代表に就任するまで代表だった。
その野田氏は、2000年から2001年まで、当時は保守党の衆議院議員だった小池百合子の秘書をし、その後、保守党、日本維新の会や自民党を渡り歩き、2016年の東京都知事選挙では、かつて秘書を務めていた小池百合子の選挙対策本部責任者を務め、小池の知事就任により特別秘書(政策担当)に任命された人である。
それまでの間には、2010年に「ことしは、明治二十三年に教育勅語が発布されてちょうど百二十年の記念すべき節目に当たります……教育勅語を改めて読み直しますと、そこには、日本人のしんとなる価値が存在しております。しかしながら、戦後教育の中で、そういった価値が失われるとともに、我が国では、いわゆる自虐史観が幅をきかせ……
かつての日本は修身として、父母を大切にし、夫婦、兄弟で助け合い、世のために尽くせと繰り返し教えてきました」と教育勅語の礼讃、復活を議会演説し、
2012年には石原知事の手先となって都議会尖閣調査団を結成し、6月26日から27日にかけて、尖閣海域の漁業活動や洋上視察を実施し、後の大きな外交問題を引き起こし、
2012年10月には『日本国憲法無効論に基づく大日本帝国憲法復活請願』を東京都議会に提出し、その中で「我が国の独立が奪われた時期に制定された」と現行憲法の無効を主張するとともに皇室典範についても「国民を主人とし天皇を家来とする不敬不遜の極み」「国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄」すべきことを主張した。
都民ファーストの馬の脚はこんなものだろう。
国政での自公維の横暴にお怒りの都民が、一強にお灸をすえるつもりで都民ファーストに靡いたとしたら、それがパンドーラの箱となるのは大阪市、大阪府の経験が教えている。
この先は我が世界ぞよと牛がえる
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去年の日本高齢者大会、鳥越俊太郎氏が記念講演を行ったが直前の東京都知事選挙で小池氏に敗れた後ということから講演の冒頭、立候補の経緯と、敗戦の弁を述べた訳だが、その中で敗戦の要因はいくつかあるがその一つとして「日本人は風に流されやすい気質」ということを確か云っていた。今度の都議会選挙、都民は「都民ファースト」という横文字の風に流されているのではないか?私は貴方の指摘されるように、小池氏や都民ファーストの会の本質を知らず、風=うわべ、だけで支持をしてはいないかと懸念しています。もちろん都民が悪いのではなく、そう云う風を吹かしているマスコミにも責任があると思います。
返信削除ひげ親父さんの文章の最後の「マスコミにも」は「マスコミこそ」ではないでしょうか。
返信削除マスコミの政治部は、全く権力の手先になっています。
彼らの大原則は自民でなかったとしても都ファでも維新でもよいのでしょう。公明も含めて同じ穴の狢だと思います。
それを、あたかもチェンジであるかのように誘導し、ほんとうの批判勢力を見えなくするのが大方針でしょう。
マスコミのことではありませんが、豊洲問題にしても道理は共産党の主張にあると思いますから、もっと本気で都ファを批判しないのですかね?
詳しいことは未だよく分かりませんが「大阪都構想」の法定協議会開催のニュースでも赤旗の記事の量が一般紙(毎日)よりも半分ぐらいです。かつ会議では公明、共産は発言しなかったようです。
返信削除と言いながら、今朝の毎日に投稿が載りました。
稲田防衛大臣は都議選自民党候補者の応援で、「防衛相、自衛隊、防衛大臣、自民党としてお願いしたい」と明白な公選法違反、自衛隊法違反の投票依頼を行った。公選法、自衛隊法以前の立憲民主主義を否定する議員失格の発言だ。民進党、共産党、自由党、社民党の党首は連名で罷免と安倍総理の任命責任と臨時国会召集を求めた。
返信削除そこではっきりしていることは、都ファはそれに参加していないことだ。つまり、記事本文のとおり、都ファには基本的に立憲民主主義擁護の意思がない。
自民が減っても都ファと替わっただけなら未来は開けない。
真の野党の柱である共産党を伸ばしてこそ社会は変わるに違いない。
あの女性大臣もひどいが、この女性知事の発言もよく似ている。昨年知事選の際の記者会見で、“シャンシャン会見”で終わろうとしていた時、ジャーナリストの江川紹子氏の質問が空気を一変させた。
返信削除「ヘイトスピーチ対策法が成立した。自治体の首長としてどう取り組むのか。小池さんは野党時代の2010年、ヘイトスピーチをやってきた“在特会”関連の講演をされていますが、事実ですか」
小池氏は一瞬表情をこわばらせたが、キッパリとこう言った。
「対策法にのっとってやるべきことはしっかりやっていきます。いろいろな講演に出ていますが、在特会がどういうものか存じ上げませんし、主催された団体と在特会の関係も知らない。したがって在特会の講演をしたという認識はありません」
当時、講演会の案内には〈演題:「日本と地球の譲りかた」講師:「小池百合子衆議院議員」主催:「そよ風」協賛:「在日特権を許さない市民の会 女性部」〉とハッキリ書いてある。
選挙のときは小池代表でイメージ作戦を行い、選挙が終わったら野田数代表に即変更ですか。
返信削除https://www.news-postseven.com/archives/20170522_557540.html?PAGE=2
やるものですね。