2017年6月10日土曜日

李下に冠を正さず

 国家公務員倫理法という法律がある。
 直接的には一般職国家公務員が対象だが「いわんや特別職国家公務員においてをや」ではないだろうか。 
 その第三条(職員が遵守すべき職務に係る倫理原則)にはこう記されている。

 第三条  職員は、国民全体の奉仕者であり、国民の一部に対してのみの奉仕者ではないことを自覚し、職務上知り得た情報について国民の一部に対してのみ有利な取扱いをする等国民に対し不当な差別的取扱いをしてはならず、常に公正な職務の執行に当たらなければならない。

 2  職員は、常に公私の別を明らかにし、いやしくもその職務や地位を自らや自らの属する組織のための私的利益のために用いてはならない。

 3  職員は、法律により与えられた権限の行使に当たっては、当該権限の行使の対象となる者からの贈与等を受けること等の国民の疑惑や不信を招くような行為をしてはならない。

 ・・・こんな原則は当たり前のことだが、昨今の安倍官邸がこういう倫理原則を大きく踏み外していると感じないとしたら、感じない人の「倫理原則」が歪んでいると私は思う。

 私のような粟粒のような勤務経験でも、契約や発注、検収という職務を担当した時期がある。
 当然、私生活とは比較にならない金額を扱う。
 だから、いわゆる出入りの文具店からだって、手帳一冊、テーブルカレンダー一冊も受け取らなかった。当たり前のことであるが、現場の職員はそういう風に自分を律して仕事をしている。
 そういう目から見ると、「モリもカケも腐りきっている」と感じている。
 「李下に冠を正さず」などという言葉を「青臭い」というようなマスコミで良いのだろうか。
 おかしいことをおかしいというとダサいだろうか。

    今年また水あたりして陀羅尼介

   9日午後、新しいモリアオガエルの卵泡。
 上手く撮影できていないが、実際は七色に輝いていた。シャボン玉を想像されたい。
 父蛙2匹、母蛙1匹。例によって外国人観光客に教えてあげて国際親善。
 その外2匹は声はすれども確認できず。鳴く度に葉っぱが揺れるので目の前の「そこにいる」ことは分かっているのに見えない。
 「ざまあみろ」と鳴いているようだった。

1 件のコメント:

  1.  毎年、急に暑くなった梅雨時には冷たいものを飲み過ぎ、特にビールを飲み過ぎて下痢をすることが多いのです。
     そんなときの私の特効薬は「陀羅尼介丸」です。
     今日は胃のレントゲンでバリュウムを飲みました。こんな時こそ半分下痢でもよいから早く立ち直りたいのですが、こんな日に限って・・・・。

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