2017年6月25日日曜日

ローマ字って?

   無学な私が中学一年生にも及ばない疑問を書いてみる。

 これまでも度々書いてきたが、毎週一回孫のリハビリの時間中、奈良公園の吉城園でモリアオガエルの観察を重ねている。
 そして、圧倒的な外国人観光客のためにカタカナ英語でモリアオガエルを紹介している。
 最後には青い目の幼児が「ARIGATO」と言ってくれたり、私がカエルのベイビーだと話すと女性が「私のベイビーだ」と彼女の赤ちゃんのスマホの写真を見せてくれたりする。

 その経験から驚いたのは、予想に反して、ローマ字の発音が多くの場合十分には通じないという事実だ。
 私は、The frogs baby is called otamajyakusi と言い、多くの場合、otamajyakusi? Yes otamajyakusi で会話が成立するのだが、それでも英語訛というか、otamajyakusi がなかなか言い辛そうな方が多い。
 非常に真面目な方は、スマホに記録しておこうと otamajyakusi と打とうとするのだが、結構苦労している。
 そんなときは、私のアンチョコメモを見せると、そのメモをスマホでカシャとして喜んでくれる。
 
 私だって、多くの外国語が子音で終わることぐらいは知っていたが、アルファベットをローマ字的に発音できる人は少ないという事実に少し驚いている。
  まあ、奈良が国際的観光都市であるおかげであるが。
 奈良女子大の上野邦一先生の講義を聴いたことがあるが、ミャンマーの Aung San Suu Kyi のKyi  などを教えていただいたことを思い出す。この種のアルファベットの発音に馴染んだ国は、ミャンマー語以外にも、ベトナム語、フィンランド語、スペイン語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、そしてローマのおひざ元のイタリア語等々いっぱいある。というか、その方が圧倒的らしい。特に「J」が微妙である。

 で、このように世界で通用しないローマ字っていったい何だと私は考え込むが、まあ六割方通用しているからそれでいいかという気になっている。

 偉そうなことを言ったが私のコミュニケーションは、「mosi mosi」「tyotto tyotto」「kotti kotti」「moriaogaeru」で十分国際親善が図られている。恥ずかしい。

    ベイビーの写真自慢のモロッコ人

5 件のコメント:

  1.  以前にも書いた記憶があるが、私がオ・タ・マ・ジャ・ク・シと言っているのにオタマヤクシと聞き返す人も少なくなかった。あの方々は何処の国の方だったのでしょう。私などがRとLを聴き分けられないように、その方の耳もジャとヤが聴き分けられなかったのでしょうか。

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  2. 以前にもコメントしたかもしれませんが私が使う「北大阪急行」に「桃山台」という駅があり乗り合わせた幼児が車内アナウンスを「モモダマヤイ」と真似るのです。そんな子供が何人もいます。聴き分けの問題なのか発音の問題なのか分かりませんが、、、。オタマジャクシはいかにも言い難そうです、いっそのこと「a like spoone」(スプーンに似てる)とやっけては如何でしょうか?

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  3.  ある種の言語社会に育つと耳と口が一致しないということが起こりますね。和歌山出身の方に「体(からだ)」というと「かだら」「そやから体(かだら)て言うてるやろ」と返ってきたことがあります。東京の人に「潮干狩り(しおひがり)」というと「ひおしがり」と返ってきたことがあります。頭の中で漢字が介在していますが「聞いたとおりに言って見て!」と言っても発音できません。東北、出雲、沖縄のズーズー弁もそうでしょう。
     この種のことがアルファベット言語圏にもあるような気がします。
     太田OHTA、難波NAMBAなどの表記も増えています。ローマ字表記て何なのでしょう。

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  4. 思いだしました。先日訪れた「利昌の杜」で見た世界地図に表記された「堺」は「SACAY」とありましたね。

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  5.  小学校でローマ字を習ったとき、SAKAIと書くと世界中の人がサカイと読んでくれると信じました。しかし、SACAYと書かないとサカイと通じない国があるのですね。RUのところを無視してもJORDANは「ジョルダンでなくヨルダンだ」とヨルダン人は怒るのでしょう。ヨルダン人はきっとオタマヤクシでしょう。きっと。

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