2016年3月3日木曜日

恐竜の子孫のルリビタキ

ティラノザウルス
  孫の夏ちゃんは小さい時からカナヘビ(トカゲ)が大好きで庭先で捕まえては遊んでいた。
 その夏ちゃんが嬉しそうに恐竜のフィギアを持って我が家に来たことがある。
 ナントカケプス、カントカザウルスのように私の知らない恐竜の名前も並べた。
 福井の恐竜博物館へ行ってきたからである。
 そのお父さんである息子が言うには、恐竜の子孫がトカゲだという説はもう古く、最新の学説によれば恐竜の正当な子孫は鳥類らしい。
 なので、これまではスズメのような小鳥を怖がる人の気が知れないと思っていたが、もしかしたら巨大恐竜の足音に怯えていた哺乳類(小動物)の頃からのDNAを正当に保持している人なのかもしれない。
 私はというとそういう祖先の記憶は全くなく、特に小型の野鳥は可愛いと思っている。

 興味のない方には全くつまらない話だろうが、あんな小さくて弱々しい渡り鳥と今年も会えたりしたらそれだけで嬉しくなる。
 かつてイギリスの炭鉱では有毒ガスの検知器代わりにカナリアを連れて構内に入って行った。
 オーム真理教の事件のときに警察が同じように鳥籠を持参したときも驚きだった。
 近いとことでは『あさが来た』の加野炭礦でも鳥籠を持っていた。
 つまり、去年と同じように渡り鳥に会えるのは、北や南や周辺の大陸の環境破壊がまだ持ちこたえていることの証左でもある。相当危機的状況ではないかと想像するが。

 で、ようやく本題だが、今年はついに途絶えたかと心配していたが、いつもの林にルリビタキを見つけた時には、待ちくたびれていただけに感動した。(2013年は1月6日に、2015年は2月10日にブログに書いている)
 ♂の幼鳥らしい。撮影の前々日には♂の成鳥らしいのを見つけたが、カメラも持っておらず悔しい思いをした。♂の成鳥は背中がほんとうにルリ色だ。
 それから2回空振りをしてようやく掲載の写真が撮れた。
 ただそれだけのことだが、心に充足感が生まれている。
 さあさ、よう来た、よう来た。



 

6 件のコメント:

  1. 楽しい小鳥の写真有難う御座います。気持ちが癒されます。

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  2.  スノウさん、体調は如何ですか? 私の方はブログでお判りのとおりほとんど家の周辺2~3キロで冬眠のような日々です。そんな中(遠出なし)でようやく撮れた1枚です。

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  3. スノウさん、この場を借りて報告させてもらいます。私のヘルペスは表皮の麻痺のような症状は出るもののほぼ完治し、後は神経痛が出ないように用心しています。
    恐竜の化石に羽毛の痕跡があるなんて話は楽しくて大好きです。でも、人生最大の疑問は化石の生成過程がどうしても理解できません?

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  4.  化石から、写真のティラノザウルスのように羽毛やその色まで復元する最近の学問も凄いことです。昔からのティラノザウルスとは別人のようです。特に色が復元できたその理屈は知りませんが。

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  5.  私は、本物の恐竜研究者の義理のお母さんに懇意にしてもらっている関係で、本や資料や大恐竜展(国立科学博物館)などを頂いたり、体験させたりしてもらっています。恐竜学者は数億年前の過去に向かって、正確な事実と時間を研究する仕事だそうです。孫たちは「恐竜学者カッコイイ」と言いますが、本当に地味な仕事だそうです。
     話は変わりますが、大阪に住んでいる家の嫁さんのお姉さんが、現在ヘルペスで苦しんでいるそうです。大阪に流行りの風土病かも?

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  6.  「本当に地味な仕事」・・そうなんでしょうね。バラやん、コメントありがとうございます。
     さて、ヒチコックの「鳥」ではありませんが、カラスの群れを見ていると「なるほど、恐竜の末裔かも」と思います。

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