1月25日の朝日歌壇、永田和宏選10首のうち前から5首。
「沖縄のすべてのものはそこに住む人々のもの」文太は激す(秋田市)小松 俊文
知るまいと思う心の貧しさよ沖縄の自治・国の身勝手(横浜市)田口二千陸
忘るなと陛下が語る戦争を過ぎしことだと宰相は言う(奥州市)及川 和雄
もういかん黙っていてはもういかん日本がほんとうに戦争をする(横浜市)沓掛 文哉
平然と難民なじる候補者の支持率あがる恐ろしき国(アメリカ)中條喜美子
いずれも朝日歌壇の良心のように感じられた。
特養の家族会会報の正月号の巻頭言の中に、『過ぎた2015年は将来の目で振り返ってみた時に「大きな曲がり角を曲がった」年であったような気がしています。古い市民運動のスローガンに「大砲よりバターを」というのがありましたが、憲法の解釈を変え世界中で後方支援を行う「普通の国」が、高齢者や障害者や福祉を厄介者と考え迷惑と考えるような国にならないように願うばかりです』と書いたが、それを三十一文字(みそひともじ)に凝縮する「才能なし」が悲しい。
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