2016年1月4日月曜日

金箔を食す

  ちょっとバブル期のような他愛のない話で恐縮だが、孫の夏ちゃんファミリーから正月休みのお土産に食用金箔をもらった。
 が、「戦後」を知っている我が夫婦などはこういうもったいないお土産を持て余してしまって、いつまでも使わないままなおしてしまってしまう。
  でも、全く使わないのも好意に応えることにならないので、今回は決断をしてお酒や料理やデザートにみんなで振掛けて盛り上がった。(ああ、なんという貧乏性だ)
  なお、夏ちゃんに「みんなの料理に振掛けて」と言ったら鼻息でわあ~と吹き飛ばして、みんなが「もったいない」と大慌てで、それも楽しかった。
 それに、吹き飛ばされた金箔は座卓に引っ付いて取れなくなった。ほんとうに取れない。だから、蒔絵のようでそのままにしている。

  おまけに、私の知らなかった能登名物という荒巻鮭ならぬ「巻鰤」も貰った。
 これは予想以上の絶品だった。
 テレビのグルメレポーターなら「美味い!」「甘い!」と叫びまくるだろうが、基本は塩味で〆て寒風に干したもので甘くはない。
 それに土産用なのだろうが藁と縄で巻いたその姿も立派だった。
 
 お節料理というものは本来が代わり映えしないものだが、金箔と巻鰤が今年のお節を思い出深いものにしてくれた。

1 件のコメント:

  1. お正月のお膳は抜本的に簡素化したが、もうこれでいいと思っている。
     元日のばかばかしいテレビの芸能人格付けチェックでは私がことごとく外したのを夏ちゃんが大喜びに喜んだ。
     2日には凜ちゃんも来てくれた。1~3日は天下泰平だったが、ブログの更新のない友人にメールを送ったらやはり体調を崩していた。明日は我が身と気を引き締めた。

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