14日に大阪で複数の用事があり、いつもの様に乗車駅で「近鉄ニュース」を手にして電車に乗った。
このニュースは月刊で、沿線の行事を記したカレンダーのページがある。
で、14日を見ると「四天王寺の『どやどや』」とあった。
実はこの歳まで大阪周辺に住んでいて『どやどや』はテレビニュースで見ただけで、実見はしていなかった。なので、予定していた仕事の順序を換えて、午後からは四天王寺に行くことに決めた。
『どやどや』は四天王寺の古くからの修正会の結願の行事で、天井から降ってくる護符を奪い合う裸祭。
現代社会、こんな大都会でどんな人が裸祭をするのか? と疑問に思っていたが、四天王寺と縁のある高校等の生徒たちだったので納得。
だから、般若心経を唱和したりもしていたが、宗教行事というよりも高校の体育行事に見えた。
先生の叱咤に「おう!」と応える生徒たちも健気で、偏差値の高い男子校に思われた。
シールズの学生や今の若者にはどう映るか知れないが、わっしょいわっしょいと臭い体育会系のノリと管理教育の匂いがした。私が生徒だったら反発していたかもと思わないでもない。
ところが不思議なことに、何十年も前に青春ドラマを見て、ベトナム反戦デモに行っていた昔とある種感情がオーバーラップして、「生徒たちにとって、これも懐かしい記憶になるに違いない」と、大いに共鳴する自分がいた。チームスポーツで勝利したときの高揚感と似ているかも。
寒風の下、生徒も先生も締め込みで、周りからはひっきりなしに水を浴びせられ、声の限りにわっしょいわっしょいもいいものだった。
行事が終了後、お堂で「お菓子」が頂けるというアナウンスがあったので並んだら、お坊さんから頭に牛王宝印楊枝というのを押し付けて御真言を唱えてもらって、ありがたい「お加持」を頂いた。
四天王寺前夕日が丘は私が6年間お世話になった場所です。この様な祭りが行われていることは全く知りませんでした。この様なお祭りが行われること自体が、素晴らしいことだと私は思います。世間との付き合いがなければ、こんなお祭りは出来ません。ドヤドヤに乾杯!!
返信削除四天王寺は六万体町の少し南ですからね。
返信削除どやどやは好き嫌いの分かれる行事だと思いますが、けっこう私は喜んでいます。
バラやんの新しい年に「お菓子」じゃない「お加持」がありますように!