2015年5月12日火曜日

防災以上の課題があるの?

 戦前の台風か終戦直後の台風のことか忘れたが、大阪の船場に住んでいた私の祖母が、御堂筋から西が全部水に浸かったことを怖ろしそうに語っていたことを思い出す。
 大阪の街は見かけは立派になったが、海抜の低いことは何も変わっていなし地下街は飛躍的に広がった。
 緊急地震速報のJコーポレーションのWebページを見ると、『東海地震は明日にでも発生しても不思議でない状態』『東海地震と同時に、又は2年以内に起こるとされている東南海地震・南海地震は日本最大級の地震となる』『死者は約2万4700人』とある。

 そういう中、防災学の権威、河田恵昭・京大名誉教授は、・・・
 「大阪都構想の区割りや大阪府との役割分担において防災・減災は全く考慮されていない。
 南海トラフ巨大地震は今にも起きかねないほど危険である。それだけでなく、谷町筋に沿って南北に走る上町断層帯地震が起きれば、現状では、大阪市だけでなく大阪府全域が壊滅する。
 市民の安全・安心を守るのは大阪市行政の最重要課題であるにもかかわらず、大阪都構想では全く触れられていない。
 民営化の前に、もっと地下鉄と水道をはじめ、社会インフラの防災対策を進めなければならない。
 地震に無防備だった首都カトマンズを襲った4月25日の地震は、その教訓であろう」・・・と警鐘を鳴らし熱く訴えられている。
 ほんとうに維新による「失われた7年」は大阪にダメージを与えている。
 早く「都構想」を止めさせ、2万4700人のいのちを救い、大阪を再興しなければとつくづく思う。



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