2026年3月21日土曜日

愉快でない絵面

    高市首相はトランプ大統領に向かって、「今、中東とか大変ですが、世界中に平和と繁栄をもたらすことができるのはドナルド貴方だけです。それを伝えたくて今日来ました」と発言した。
 自ら「社畜」などと自嘲するサラリーマンなら「少しおべんちゃらもオーバーな!」で済む?かもしれないが、その言葉と絵面(えづら)が、アラブ地域最大級のニュースメディアであるアルジャジーラによって中東全域に一瞬にして拡散されてしまった。ああ!

 在日大使の経験もあるイランのアラグチ外相は「アメリカとイスラエルの戦争に協力さえしなければ、どこの国の船舶もホルムズ海峡を安全に通過できる」とあらためて表明したし、現にトルコ等のタンカーはホルムズ海峡を通過しているが、口先では「したたかな外交」などと言いながら、この首相の言動は国益を大きく損ねつつあるのが現実だ。

トランプの艦艇派遣要請にNATOや西側有力諸国が揃ってNOを突き付けたおかげで自衛隊派遣は止められたようだが、新聞報道では、『テネシー州、アラバマ州での次世代原子炉「小型モジュール炉」(SMR)建設など最大730億ドル(約11兆5000億円)にものぼる対米投資』を差し出したという。

それらは決して手柄でもなく、トランプに媚びた態度のせいでアラブ諸国からは軽蔑され、当のトランプからは、日本の記者から対イラン攻撃を日本など同盟国に事前に知らせなかった理由を問われると、真珠湾攻撃に言及し「日本ほど奇襲に詳しい国はない」と皮肉られ、米側関係者から笑い声が起き、高市氏は一言も発さず、目を大きく見開いていたと報じられている。

 私は高市首相を支持はしていないが、これには日本人が侮辱されていると感じて実に不愉快だ。
 日頃「愛国者」などと標榜されている皆さんは如何お考えだろう?

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