2026年3月7日土曜日

必読書

    世界平和統一家庭連合(旧統一教会・統一協会)に対して東京高裁は3月4日、宗教法人たる「教団」の解散を命じる決定を行った。
 これを受けて東京地裁は清算人を選任し、清算手続きが始まることとなった。
 メディアは、高額献金の被害者に対する弁済が上手くいくのか、「教団」が財産を隠さないかなどについて注目しているが、何か重大な焦点の二つが欠けているように思えてならない。

 その一つは『赤報隊事件疑惑』である。
 統一協会はいろんな関連団体を通じて、殺傷能力のある空気散弾銃を大量に輸入し、全国で銃砲店や射撃場を経営し、「特殊部隊」=軍事組織を組織していたといわれている。
 「教団」が霊感商法批判キャンペーンに怒り狂っていた1987年5月3日、朝日新聞阪神支局で記者が散弾銃で殺害されたが、3日後の5月6日午前、朝日新聞東京本社に散弾銃の使用済み薬莢2個と脅迫状が届き、そこには「とういつきょうかいの わるくちをいうやつは みなごろしだ」と書かれていた。薬莢は、凶器の具体的な報道がされていないにもかかわらず、銃撃に使用されたのと同じレミントン社製で、口径も大きさも同じサイズのものだった。
 赤報隊事件はその後も続き、警視庁は国会議員である著者に「オウムの次は統一協会をやる」と明かしていたがそれは実現しなかった。その理由を2005年に引退した幹部は著者に「政治の力ですよ」と答えた。

 その二は、想像を絶する統一協会の北朝鮮との野合である。
 1992年平壌の巨大競技場は「偉大なる首領様の生誕80年を祝う」民衆で埋め尽くされていたが、スタンドには独立運動の闘士8人の名前が人文字で浮かび、その最後の一人は文鮮明の三文字だった。 
 そのほかにも、霊感商法で日本人信者から巻き上げた莫大な献金を元手にした「金剛山国際グループ」の設立や莫大な資金援助。
 そして訪朝。金日成と「義兄弟」との会談。
 こうして金日成の葬儀に北朝鮮は文鮮明教祖に招待状を送り、文の最側近の韓国「世界日報」朴社長は金日成の死去後初の韓国人訪朝の人となった。
 日本などでは激越な反共演説を繰り返しながらのこの態度は、良識人には到底理解の限度を超えているが、同じように、日本の法律では入国が禁止されている人物(直前までアメリカで収監されていた)の超法規的入国を手伝ったのは自民党の大物たちであった。

 超高額の霊感商法による家族崩壊などなどの山上被告問題なども非常に重要だが、統一協会問題の深刻さはそれに止まらない。
 字数の関係で筆を置くが、こんな機会でもあるので、多くの方々に、この本ぐらいは購入して読まれることをお勧めする。最寄りの書店になければ、アマゾンや楽天ですぐに購入できる。

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