「ブルータスお前もか」というほどネモフィラが各地で流行っているから驚かないが、「ここまで来たか」という感じもする。
ネモフィラブームの出発点は2002年の国営ひたち海浜公園らしいが、SNSで写真映えがするということで7年かけてじわじわと広がり、今では約4.2㏊、約530万本という規模になっているとか。
ちょうどGWと重なることや首都圏(東京)からほどほどの距離ということもあったのだろうか。
そういえば、その前はシバザクラのPRがよくあったが、空や海との一体感を醸し出すネモフィラのブルーが当たったのか、あるいは、その種のPRや口コミが当たったのかもしれない。
ダーウィンの進化論に「種族保存の法則」とあったが、その伝でいえばネモフィラは笑い転げていることだろう。ただし、本人たちには「映え(ばえ)」などというカテゴリーの理解ができないだろうなあ。
ブームなどというと不正確だが、我々の若い頃はベトナム戦争を指す反戦は「世論」であった。朝ドラの「オードリー」がいま再放送されているが、その中の会話にも登場していた。
そういう意味で、ウクライナやガザを見て、今再び「戦争反対」「意見の相違は対話で解決」というような世論をネモフィラのように広げたいものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿