病棟を背に咲き誇るや藤の花
先日の 遠足で『野田ふじ』巡りをして詠んだ一句。
これは少し重いテーマで俳句には似つかわしくないかもしれないが、参加者のお連れ合いさんがその大病院でお亡くなりになったので、その方はその場所が辛いとおっしゃった。
大病院というものには得てしてそういう一種残酷なところがあり、例えば産科などでは「おめでとう」の言葉に送られて出ていく多くの人々がいる一方、絶望に打ちひしがれた人も同じフロアにいる。
それは此の世の習いかも知れないが、当事者にとってはそんな言葉で心が収まるはずもない。
そういう心象は、シチュエーションこそ違え私の中にも残っている。
それでもなお、ここまで参加してくれたHさんには御礼を言いたい。
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