毎朝ジョウビタキの声で起こされるようになった。秋も深まった。
いつもの歩道に金木犀に代わって強烈な香りが漂っている。
芳香と紙一重だが微妙な香りで、苗代茱萸(ぐみ)の花の匂いだ。
イメージとしては雑草の感じだからか、誰も無視して通り過ぎてゆく。
私は少し良くない連想をして生物は動物も植物も似ているものだと感心している。
今年は庭のハナノキ(要するにカエデ)が紅葉したのでホッとしている。
去年は上手く紅葉しなかった。調べてみると肥料が届き過ぎていたことが原因のようだった。
それで今年は肥料も水分もほとんどやらず、「雑木は雑木らしくがんばれ!」と”可愛い子に旅をさせた”ところ上手くいった。
土いじりも奥が深いものである。
一坪農園も、胡瓜には水をたっぷりやらなければならないが、トマトには水をできるだけかけないようにしている。
狭い畑でこうしているのをけっこう技能派と呼んでもらいたい。
胡瓜でいうと、夏に植えた「秋胡瓜」1本が順に実をつけている。これは先日から「キュウちゃん漬け」にして重宝している(秋胡瓜は初挑戦だった)。
孫の夏ちゃんがやってきてまだ青い「花柚子」を採って帰った。
そんな酸っぱい「花柚子」が好きだという。
この孫に感化されて、私もこの頃は「普通の」温州蜜柑を物足りなく感じるようになった。
普通の温州蜜柑は飼いならされ過ぎた現代人みたいで個性がない。
おまけの写真は近江・坂本の竹林院の座卓に映った庭園のシルエット。
こういう撮影を一般にリフレクション撮影(鏡面撮影)といい、近頃はインスタブームでは人気が高い。
そういうブームに流されて撮影した。
私もまた、どうしようもないミーハー現代人以外の何ものでもないことを自白する。
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