NHKテレビ「英雄たちの選択」で「大塩平八郎の乱」を見たが、磯田氏を含め出演者全員が平八郎に同情的であったのは少々意外ながら納得できるものであった。
一言でいうと、天保年間、大飢饉などで民は大変な時期に、幕府中枢まで含めて為政者は公を私物化して顧みずに私腹を肥やし、多くの武士がそれらを「見て見ぬふり」をしてやり過ごす中、大阪天満の元与力というから、出先のノンキャリア公務員大塩平八郎が、内部告発と同時に『救民』の旗印を掲げて決起したものである。
あまりに・・・・あまりに現代社会と似ていないかとテレビのこちらで心が震えた。
磯田氏の言葉にも、天保のこの時代から現代はほんとうに進歩しているのだろうかという言葉が出たが考えさせられた。
もし再放送などの機会をテレビ欄で見つけられたら是非とも視聴をお勧めする。
大阪市内へ出たついでに、大塩平八郎が息子ともども爆死した「終焉の地」に寄ってきた。
0 件のコメント:
コメントを投稿