2019年11月25日月曜日

縁は異なもの

 本来は男女の関係を言う言葉らしいが、たまたまの縁というのも味なものである。
 だいぶ以前、実母を家族介護していた頃、いろんな介護施設に申し込んでいたのだが、それこそ縁あってそう遠くない老人ホームに入居させていただいた。
 その後は、義母も同ホームに入居させていただいた。

 その当初、施設の相談員から頼まれてその老人ホーム家族会の役員を引き受けたのだが、10年とは言わないまでもけっこう長い間務めてきて今日に至っている。
 すべて、たまたまのご縁の積み重ねで今がある。
 今年度は、厳密には正会員ではなくなったが、来春まではお神輿に担がれていく。

 おかげで、正会員でなくなった現在も役員会や行事に当たり前のように出入りし、昨日も庭の大きなイルミネーション類の飾りつけに汗を流してきた。
 家族介護で終始していたら、ホームに家族会というものがなかったら、こんな体験は不思議なものだったかもしれない。
 
 歳をとると、鷲田清一元大阪大学総長曰く「請われれば一差し舞える人物になれ」とのことである。
 樹木希林さんは也哉子さんに「世の中の役に立てることは何なのか探しなさい。人生の一番の喜びは人が喜んでくれた時。人のためと言いながら自分のためだよ」言って、実際にそう行動してきたらしい。

 偉そうなことは言えないが、そういう言葉に少しでも近づきたい気分でいる。
 来月はお餅つきやクリスマスのためにホームに出かける。
 ボランティアというよりも私自身が楽しんでいる。

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