2018年12月25日火曜日

喜んでもらう

 エエカッコを言う訳ではないが、自分にとって嬉しいことをヒトにしていただくより、ヒトに喜んでもらえる役割を割り当てられて喜んでもらうことの方が何十倍も嬉しい。
 老人ホーム家族会役員のメンバーは同じように思ってくれているように思う。

   この頃は民主運動の集まりでも「自分はそれは苦手」だとか言って、早い話が自分中心にモノゴトを語る傾向がある。(私の周りの年寄だけか)
 私はそういう議論にいささかうんざりしていたが、昨日の老人ホームでのクリスマスケーキプレゼントは全くそうではなかった。

 私は小さな歌詞を作って行った。
 誰にも言われていないのにハーモニカを持ってきてくれた人がいる。
 サンタの衣装を持ってきてくれた人がいる。
 みんな、誰に指示されたわけでもないのにこんなことをしたら入居者が喜ぶのでないかと集まってくれた。

 そうして何人かの本格サンタと簡易サンタ、そして3頭のトナカイ等々で鈴を打ち鳴らしながらホームの各部屋を訪問し、唄を歌い、楽しくケーキをプレゼントした。多くの入居者がイエーイと喜んでくれた。
 もし家族会の役員を受けていなければ、こんな嬉しい経験はできなかっただろう。つまり、美味しいケーキをいただいて嬉しいという感情の何十倍も嬉しい経験だった。

 以前に友人から、「請われれば一指し舞え」と言われたことがある。
 照れずに自分自身が楽しむことがヒトに楽しんでいただく極意だろう。
 歳をいくほどに人間は軽ろみの境地を身に着けなければならない。はは~~。

   クリスマス老人ホームのご馳走はわが家のそれより格段豪華

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