2018年12月4日火曜日

鎮宅霊符神

   11月21日の弘法さんの日に大阪高齢者運動連絡会の宣伝・署名活動に行ったことは11月23日の『鷹の止まり木』に書いたが、その場所は広い意味では四天王寺の参詣道ではあるが、もう少し細かく言うと四天王寺七宮の一つ堀越神社の前であった。

 堀越神社は非常に歴史の古い神社だが、私はその日、境内の摂社『鎮宅霊符尊神』(ちんたくさん)の方に興味を持った。

 鎮宅霊符神は道教経典『太上秘宝鎮宅霊符』に由来するいわば直輸入の道教神である。
   そしてそういえば四天王寺の有名な引導鐘堂の前にも『茅の輪』があったから、現在の表看板は神社やお寺であるが、日本民族の宗教観の奥底には拭い難く道教があると私は再確認をした。

 ところで鎮宅霊符の信仰は北辰(北極星)・北斗(北斗七星)の星信仰でもある。
 たまたまであるが私たちのミニコミ紙も「ブレない星」北極星に因んで命名している。
 道教の神々に頼る気はないが、この地で宣伝・署名活動を続ける限り、わがミニコミ紙の発展は疑いない。

 もうすぐ年が改まれば統一地方選挙と参議院選挙である。安倍政権は野党共闘つぶしのために衆参同一選挙に打って出るかもしれない。
 そして民主勢力が破れるようなことがあれば、間違いなく憲法改悪、独裁国家が完成する。
 新しい年は、心ある人が全員ジャーナリストになる必要がある。

   北風も北辰示すタオイズム

2 件のコメント:

  1.  奈良の鎮宅霊符神社は奈良町の陰陽町にあります。陰陽町というのもすごいと思います。言わずと知れた陰陽道は道教の発展形です。
     呪いのようなものに関心は向きませんが、日本文化というものを歴史的に理解しようとすれば道教の理解は避けられません。
     四天王寺、堀越神社、鎮宅霊符神・・面白いです。

    返信削除
  2.  信貴山朝護孫子寺に行くと、ここにも鎮宅霊符のお社がありました。鎮宅霊符社の草の根の生命力や恐るべし。

    返信削除