2018年12月20日木曜日

梅酒の梅

 友人のひげ親父さんから「梅酒の梅」をいただいた。
   梅酒の梅は、私などはただただそのまま漬け込んでおいてたまに食べるだけだが、これは一旦出して甘い紅茶で再び漬けたという手の込んだものだった。
 柔らかくて中から梅酒がじゅわ~っと出てくる立派な作品(料理)だった。

 これは一般的にはデザートなのかもしれないが、あまりに美味しそうだったので、食前酒代わりにいただいた。
 わが家では元旦の初行事に大福茶をいただくが、それに似たある種「主人公」の貫禄だった。

 奈良の和菓子店千壽庵吉宗に梅蕊(ばいずい)という梅をじっくり蜜に漬け込んだ和菓子(梅グラッセ)があり好物だが、それに優るとも劣らない。
 あっという間に夫婦で四ついただいた。

 先に触れた大福茶だが、わが家では元旦の第一番目の行事である。
 若水で小梅入りのお茶碗に煎茶を淹れそれをいただく。
 種を出すのに「歯を立てるな」というしきたりだ。

 その後、改めてお屠蘇をいただいて「おめでとうございます」というのだが、ここ数年は息子も娘もパートナーの家に行っているから夫婦二人だけで乾杯する。
 なので宴会風のお正月は後日となるがこの落ち着いた正月が今では気に入っている。
 という大福茶代わりにこの梅をいただこうかと思ったりするが、きっとお正月まではもたないだろうな。

   貫禄は大福茶並みの梅酒の梅

1 件のコメント:

  1.  孫の夏ちゃんの家に行くと、梅干し等のことがいっぱい書かれているメモがあった。図書館で梅のことを漫画で解説した本を借りてきて要点を書きだしたものだった。
     そのおかげで和歌山県が奈良県の下(南)にあることも知っていた。

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