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ただ、ここは「特に行事がない」といっても、「ないのにもほどがある」というほどの静けさであったから、わがファミリーは、思いっきり大きな声で、〽水無月の~夏越の祓する人は~千歳(ちとせ)の命延ぶというなり~(拾遺集、詠み人知らず)と百人一首様に詠いながら茅の輪を潜った。
凜ちゃんは、いつもの遊びの要領で鈴を振り鳴らしたが、お祓いの幣(ぬさ)は思いっきり拒否をした。
小さいながらも喉を膨らませて、一人前の姿だった。膨らんだ喉が可愛くないだろうか。
写真家としては満足、満足。
ただ、子蛙は見つけられなかった。
例によって国際親善をした。
この日の観光客もJYAは言いにくそうだったが、何回か私が強調したので、OTAMAJYAKUSI と言えた。
モリアオガエルをBeautiful! と言ってくれたのは自分が褒められたようで嬉しかった。
和歌(うた)が合う梅雨の晴れ間の茅の輪かな
半夏生(はんげしょう)主役はモロッコ産とあり
半夏生の行事は、元々商家であったわが家では何もしていなかった。
返信削除当然「蛸の脚のように稲の根がしっかり張るように」という行事食もなかった。
しかし、あまりに人工的な生活スタイルが超スピードで過ぎ去っていく現代、しばし七十二候を楽しんで行事食でそれを実感するのも悪くない。で、大手スーパーのキャンペーンに踊らされて喜んでいる。
キャンペーンセールの蛸はモロッコ産である。
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