先日から、ある会報の編集に係っていると、意外なほど、寄稿者から寄せられた原稿の多くが戦争や軍隊に関するものだったので、改めて少し驚いた。
生活や福祉の課題よりもそうなるのは、それだけ戦争法の具体化や改憲の危険性が感じられているからだろうか、それとも、8月という月がそうさせるのだろうか。
そんなことを思いながら22日付の朝日俳壇、朝日歌壇を読むと、戦争だけではないが・・・
五七五の旅に出ようか風天忌 (津市)西 をさむ
かなかなや殺(あや)めざる人至高なる (高岡市)野尻徹治
遅かりし玉音にして原爆忌 (三木市)酒井霞甫
等の句が目についた。そして、
「石棺」は取り消されても語の陰の見えぬ廃墟の見えてくる夏 (福島市)青木崇郎
水田にフレコンバッグが連なって避難解除は机上で進む (会津若松市)赤城昭子
自衛隊は軍隊ならず隊員は戦争に行かずとお見合いしたり (松戸市)猪野富子
障害を持つも老いるも一つこと排除の刃われへと向きぬ (長野市)栗平たかさ
等の歌も・・・
もちろん、風刺だけに句や歌の意味があるわけでもないだろうし、
扇風機似合ふ夫婦となりにけり (長野市)懸 展子
夕立は来ぬと見切りて水を遣る (東かがわ市)桑島正樹
ビーナスの誕生となり天花粉 (東京都)大網健治
等もクスッと笑えてよかった。
触発されて川柳もどきの俳句を作ってみた。
「どうやろか?」「恥をかいたらええのん違う」と妻が言ったので、先の会報の原稿の一つにした。
二重投稿はあかんので、会報が発行されてから掲載したい。・・というほど大層なものではないのでこの話は忘れてもらいたい。
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