7月30日が土用の丑の日だった。
少し前からコープやイオンの水産コーナーは鰻一色だった。
その7月が過ぎ、8月葉月になった。
「土用」で思い出すのは、海に行くのが日課だった小さい頃は「土用波に気をつけろ」と言われていた。
このように、気温などでは夏真っ盛りなのだが、どこか奥の方から秋の足音が聞こえてくるのが8月だ。
8月は紅染月(べにそめづき)ともいうらしい。
だからかどうか、紅色のトンボがよく似合う。
写真は7月29日に撮ったものだが、全く気合を入れては撮っていない。
なぜなら、その日はモリアオガエルの子蛙をジーッと探していたので、トンボどころではなかった。
それでも、「私を撮って」と言わんばかりに目の前で止まっていたので、お付き合いで撮ったようなものだった。
ただ「ナツアカネ・アキアカネとはちょっと違うな」という印象であったので、帰ってから調べてみたらノシメトンボ(熨斗目とんぼ)かコノシメトンボのようだ。赤い方が♂で広義の赤とんぼであることは間違いない。
翅の先の模様と、止まったときの翅の角度に特徴があり、アキアカネらとは大いに異なる。
歳時記などでは赤とんぼというと少し寂しい句が目につくのは何故だろう。
夏に涼しい高原などに行くと、顔にぶつからんばかりに赤とんぼの群舞が見られるのに・・・。
8月4日の「風天忌」に合わせ、BSで「渥美清さんの俳句」の番組があった。渥美さんが俳句を作っていたのは知らなかった。尾崎放哉ばりの自由律の句に圧倒された。「赤とんぼじっとしたまま明日どうする」なんか猛烈に俳句をやりたくなりました。
返信削除同感。
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