2016年8月22日月曜日

ツクツクホウシとギンヤンマ

 19日に奈良公園の吉城園を覗いた。
 いつもの池にオタマジャクシは泳いでいたが、子蛙は一匹も見つけられなかった。
 前々日に大雨があったから、それに乗じて森に帰って行ったのだろう。
 庭師の方に聞くと、昔は少し森の方の「茶花の庭」あたりの草原に親蛙がいくらもいたという。
 しかし、雑草は庭園に相応しくないと手入れを徹底し、挙句は除草剤まで使用してからめっきり見かけるのが減ったらしい。
 
   気を取り直して庭園を散策した。
 萩の花が美しく、季節は秋だと実感した。(立秋は過ぎた)
 蝉も選手交代らしく、昼間の代表はツクツクホウシに代わっていた。
 先日はヒグラシを書いたが、ツクツクホウシの鳴き声も味わい深い。
 ただ、昼間ということもあり、残暑とセットでイメージされるから、ヒグラシのようには寂しい気にはならない。

   大きな池をギンヤンマが悠々と旋回していた。
 子どもの頃、捕獲するのが非常に難しかった代表だ。
 オニヤンマほどではないが結構大きく、色はというとオニヤンマよりも格段に綺麗なヤンマだ。
 妻と話していたら、家の中でギンヤンマを糸で結んで飛ばして遊んでいたらしい。
 結構やるではないか。

 先週は吉城園に行かなかった。病院の都合で来週も行く予定がない。
 2016モリアオガエル日誌も、このように何となくフェードアウトしていくのだろうか。

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