2014年2月14日金曜日

単年度予算に泣く椿

  どうにかなりませんか、単年度予算。
 公会計の基本は単年度予算となっている。
 だから、どうしても予期せぬ緊急事態を心配して予算を抑え気味に執行していって、ほゞ見通しの立った年度末近くに使い切るような使い方になる。
 で、2月3月にあちらこちらの道路で工事が目立つのも、単純に無駄遣いともいえない事情がある。
 しかしである。自然界は会計年度など関係なく廻っている。そして、木偏に春は椿である・・・・・。

 我が家の前(裏)は遊歩道だが、ここの街路樹の剪定が、ご多分に漏れず今頃あった。
 落葉樹であるケヤキの剪定に異論はない。
 だが、椿の剪定を今頃するかあ?
 しかもエンジン バリカンで!
 「ええ~い、枝の先の蕾が目に入らぬか!」と言っても業者に罪はなかろう。
 そして、単年度会計では、春過ぎから均等に予算を使えない自治体の担当者だって、きっと判ってはいることだ。
 いったい誰が悪いんだ。
 
 昨年、花が終わった時に私が相当剪定した。
 その後 ヒュー、 ヒューと伸びてきた枝は夏にも秋にも何回も剪定してきた。
 そして、蕾ができるころから そうーっとしてきたのだが・・・・・、
 
 こんな時、新聞などでは「融通の利かないお役所仕事」と貶すのだが、私に言わせれば、こんな会計制度を改正できない国の政治に責任があると思う。(地方自治体だって国の予算に縛られているのだから)
 「世の中なんてこんなもんや」と皆が言ってしまえば社会は変わらない。
 「こんなことおかしくないか」ということにもっと愚直であってよい。

3 件のコメント:

  1. そうです!すぐマスコミは不合理なこと迅速処理できない責任を現場の公務員にあるように書き立てるが予算に限らず国の制度そのものに原因があることが多々あると思います。そこに目を向けて声を上げないといけないのですね。

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  2. この問題は、労働問題でも同じで、国も自治体も予算の都合で、非常勤職員が単年度契約を強いられ、毎年、契約満了、あるいは自己都合退職という形を取ることもあります。定員管理が実態に応じていないので不安定雇用の非常勤職員を増やす。こんな働かせ方がまかり通ってよいはずがありません。

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  3.  yukuriさん、myakazekさん、こんな地味な記事にコメントありがとうございます。
     この問題はどこかで大きく議論しないと、問題の張本人たちが頬かむりをして、反対に「公務は無駄」とか「公務員は無駄」というような宣伝に使われているように思います。

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