2014年2月3日月曜日

鬼も内!

1 前の記事のとおり、思案の結果、元興寺の節分行事に行ってきた。
 柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)の炎と煙、そして太鼓とほら貝と読経が非日常的でお祭り気分がいっぱいだった。
 孫とお母さんは火渡りの修行も行った。
 私は、単なる参加では面白くないので、手作りのお面をつけて参拝した。(写真のお面)
 多くのカメラマンに喜んでいただいただけで「少し良いことをした」と自己満足。
 ビデオのインタビューも受けた。
 夜、「NHKニュースで見たよ。ユニークだったよ」とメールが入った。NHKだったんだ。
 
2 『鬼とは何ぞや』という分厚い本はいくつもある。・・・というほどに鬼とは奥深~いもので単純なものではない。
 それを誤解を恐れず乱暴に言ってしまえば、a 邪気の象徴である鬼と、b 人知の及ばない力を持った神仏的な鬼がいるからややこしいのではないか。鬼瓦も後者だろうし、元興寺の元興神(がごぜ)という鬼も a の鬼を倒した b の側の鬼だろう。
 そのため、a の鬼を想定した多数の(ほとんどの)寺社では「鬼は外、福は内」と豆をまくが、b の鬼に関係する寺社では「福は内、鬼も内」となっている。今回参拝した元興寺も後者である。
 そして、このブログの2011年12月18日付『鬼の末裔』に書いたとおり、妻の曾祖父は、役行者が生駒山で捕まえた鬼族の末裔らしいから、そうなると、私の息子も孫も鬼の末裔となる。
 (伝説にある鬼取という集落近くの同じ暗峠奈良街道沿いに住んでいた曾祖父が役行者譲りの?煎じ薬を旅人に施していたことが生駒市史にあることから想像を膨らませたらこうなる。)
 と、ここまで来ると、盲目的に大勢に迎合して「鬼は外」などと言っていられない。

3 と言いながら、家でいざ豆まきをしようとすると、やっぱり「鬼は外」「福は内」がしっくりくる。「鬼も内」と孫に教えたら「福は外」と大声をあげたので少し慌てた。
 なにしろ今年は孫が「鬼は外」「福は内」「戌亥の隅にどっさりこ」と立派な大きな声を出してくれた。
 だから妻は、「毎年ご近所に、年寄り夫婦だけやのに豆まきをしている・・と、声を出すのが少し恥ずかしかったが、今年はええわ」と喜んだ。 
 戌亥の隅には孫が文字どおりどっさりことまいてくれた。
 家の中も、庭も道路も賑やかに豆だらけになった。
 お母さん手作りの恵方巻も食べ過ぎになるほどいただいた。
 こういう行事は、やる限りは徹底するのがいい。
 ちょっと好い春になりそうだ。

3 件のコメント:

  1.  何人かからメールをいただいた。私信というほど大げさなものではないと思うので、要旨を勝手に書かせていただく。
     Kさん 今NHKのニュースで貴方の節分インタビュー見ましたよ。しっかり映っていました。
     娘   びっくりしました。NHKの記者も「いいキャラにあたったと思ったやろね。
     Oさん ニュースの見方がわかりません。諦めます。
     Kさん 鬼の面、日展に出せますよ。
     Mさん 声で誰かがわかりました。鬼の面は誰がつくられたんですか?
     Uさん 家内曰く「明るいお爺さんやね」・・・私へのあてつけ?
          実は昨日、昨年の長谷やんの節分コースを踏襲しました。もちろん元興寺も行きました。堂内でお経の随喜してましたら焼香台が回って来たのでご焼香しました。ちょっとびっくりしました。柴燈大護摩で帰りました。手向山八幡さんは楽しかったです。
     Yさん ニュースのインタビューがそうですよね?あまりにお面が可愛くて。早く変な鬼にはどこかへ行ってほしいです。『泣いた赤鬼』みたいな優しい鬼さんは歓迎ですが、・・・今年もよかったね!といえる一年にしたいものです。

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  2.  孫の豆まきデビューなので物置の奥の方から枡を引っ張り出しました。真っ黒な五合枡と二合枡が出てきました。キッチンハイターなどでゴシゴシ洗ったら少しマシになりました。少なくとも100年は経っていると思われる代物です。これからも1年に1回だけ使用したいと思っています。

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  3.  娘が翌日、職場の大阪府下の方に尋ねると、「大阪でも奈良の豆まきのニュースがあった」「せんとくんも来ていたし、鬼の面をかぶった人もいた」と言うことだったらしい。
     娘は、「その鬼の人はお父さんでした」とは少し恥ずかしくてよう言わなかったと、・・・ううう。

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