2025年11月17日 10時30分RecordChinaという内容を報じたniftyニュースによると、台湾の馬英九元総統ら国民党長老が高市首相の台湾関連発言について「愚かだ」などとする文章を発表した。以下、簡単に摘むと・・・
馬元総統は、「高市首相が台湾海峡関連に積極的に介入する態度が、日本での右翼軍国主義の復活を連想させることは避けられない」として、今年は対日抗戦勝利および台湾の光復(中国復帰)80周年だと論じた上で、「当時の中華民族が日本の侵略によって受けた痛みはまだ癒えていない。この敏感な時期に、高市首相が台湾海峡問題への武力介入を暗示する言論を発表したことは、大陸内部の感情をさらに刺激するものであり、極めて愚かだった。また、台湾海峡の平和と安定を望む台湾人の利益に打撃を与えるものだった」と論じた。
馬元総統はさらに、「対日抗戦勝利および台湾光復80周年の時期においては特に、日本の指導者はなおさら慎重に言動を行うべきだ」と改めて論じ、高市首相の台湾関連発言が「節目の年」に行われたことを問題視し、「私は台湾と日本が友好関係を維持することを支持するが、日本政府が『躁進』的(軽率に前へ進むの意)な言動を行い、台湾を危険に陥れることは歓迎しない。それは絶対に台湾民衆が望むことではない」と主張した。
また国民党の洪秀柱元主席は「台湾海峡のことに、日本人と何の関係があるのだ」を見出しとするフェイスブックへの投稿で、「このような発言は挑発であるだけでなく、台湾を危険の縁に追いやり、日本軍国主義の余毒が未だ除かれていない本質を完全に露呈するものだ。まるで核汚染水を排出するのと同じ心態であり、完全に隣国を犠牲にするものだ」と高市首相を厳しく批判した。
洪元主席はさらに「我々ははっきり言わねばならない。台湾はもはや日本の植民地ではない」「あなたたちはかつて、台湾人に対して50年にわたり植民、圧迫、虐殺を行った。台湾籍慰安婦の歴史的痛みについては、いまだに真の謝罪と賠償を得ていない。今なお台湾海峡問題に口を出すとは何事か。これは『関心』ではなく、赤裸々な歴史的傲慢であり政治干渉だ」と論じた。
洪元主席はさらに、「台湾は駒ではない。ましてや日本が再び手を染める舞台ではない」「歴史の誤りについて日本は未だ明確に説明していない。台湾海峡問題で裁判官のふりをする資格はない」と表明した。

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