2025年11月6日木曜日

これぞホンネだ

    11月1日に『属国ニッポン』を書いたが、少し私の感覚が過敏でなかったかと心配していた。 
 そんな折、東京新聞の『本音のコラム』にカリフォニア大学大矢英代助教授の『下駄の雪、ニッポン』が出たので大いに納得した。氏のコラムは以下のとおりである。

 🔳 満面の笑みで親指を突き上げたり、子どものように跳びはねたり・・・トランプ大統領の隣ではしゃぐ高市首相の映像を見て、目を覆いたくなった。横須賀基地での演説の一幕である。米国では連邦政府が閉鎖中で、公務員の給与は滞り、貧困世帯への食料支援も揺らいでいる。怒りが渦巻く最中に、そんな写真が世界に拡散された。米国で暮らす日本人の一人として、恥ずかしかった。
 腹立たしさも覚えた。首相が肩を抱き寄せられた瞬間である。「アメリカ人はフレンドリーだ」という話ではない。米国のビジネスシーンで握手以外のボディータッチは基本的にNG.一国の代表同士ならなおさらだ。あの抱き寄せは、トランプ大統領が外国の首脳に優位性を見せつける際の常套手段にほかならない。
 もし、横にいるのが中高年男性だったら、あんな風に抱き寄せただろうか。そう思うとますます癪に障るのは、仕事関係の場で望まないボディータッチをされ、突き放したいのに作り笑いでやり過ごした若い頃の自分を思い出すからかもしれない。古傷がうずく。
 極め付きは、核実験再開の指示表明ときた。被爆国への訪問直後に口走る無神経さにも、ノーベル平和賞を要求する厚かましさにもあきれ返る。
 要するに、なめられているのだ。「どんなに踏んでも日本は俺について来る」と。🔳

 わかる。わかる。わかる。
 それでも高市内閣の支持率は高いとか。わからん。

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