ズーっと昔のことだが、この道にも猿が頻繁に出没していたときがあった。
猿には相当な知恵があり、弱そうに見える女性や子どもを襲い、カバンの中のお弁当やお菓子を取り出して食べていた。乱暴狼藉という感じであった。
私はそのとき捕虫網を持っていたからそれを振り回して何人かの人々を助けてカバンを奪い返した。
滝から先、勝尾寺に向かう道の柵にはさらに屈強そうなボス猿などが睥睨していて、睨みあいになったときには相当な迫力だった。睨みあいになってからは変に弱気になると襲われるのでチキンレースのようなこととなった。私も若かったからとりあえずは負けなかった。ただ正直恐怖感はなくはなかった。
箕面にそういう状況が生まれた最大の原因は行楽客の些細なエサやり行為だったので、エサやり禁止の徹底と職員?が棒をもって猿を山へと追い返して現在のように安全なハイキングコースになった。
昨今の熊出没の教訓になるだろうか。

古来、日本には物見遊山しかなく自然に親しむ、ということが区別できていなかったのだと思います。以前、箕面市の担当者から「滝つぼに錦鯉を放した輩がいて困った」という話を聞きました。ひげ親父
返信削除なるほど、いろいろ考えさせられますね。
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