2025年6月1日日曜日

ウオッチドッグ・ジャーナリズム

    ウオッチドッグ・ジャーナリズムという聞きなれない言葉を知った。
 
 日本のメディアの印象では、犬や番犬というと、金持ちや権力者に尻尾を振るポチや、権力側が意図的に流す情報操作の手足を買って出る番犬というイメージがするが、ウオッチドッグ・ジャーナリズムとは、『調査報道で権力を監視する(市民の)番犬たるジャーナリズム』のことらしい。
 こんな言葉を知ったのは、記者会見などで時々お目にかかる、公益社団法人・日本外国特派員協会が、いわゆる裏金報道などを通じて「しんぶん赤旗」を2025年報道の自由賞・日本賞に選び、「民主主義におけるウオッチドッグ・ジャーナリズムの重要な役割を果たした」と称えたからだった。
 贔屓目ではなく、森友や桜を見る会以降も続いた赤旗のスクープは日本の民主主義の宝物だと言える。
 昨今、スマホには勝手にニュースの要約が届けられる。しかし少なくないフェイクニュースとも玉石混交だ。スマホのニュースで世界がわかったように考えるのも正しくない。
 だんだん文字を読むのが辛くはなってきているが、活字を手放すと長いものに誘導される。
 在日外国メディアのジャーナリスト並みの常識を踏み外していないかと常に反省しておきたい。
 写真は記事と直接関係はないが、真実の報道が夜明けを準備するという気持ちを込めて、わが街の夜明けを早朝散歩で撮ったもの。

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