2025年6月23日月曜日

善哉 善哉

    池から池へ小さな小さな小川があって、その橋の手前に『このはしわたるべからず』と立札が立っていた。
 京都は田辺・旧薪村の酬恩庵(一休寺)。
 方丈の縁に座り込んで、人間の浅知恵についてとりとめもなく考えた。トランプ、ネタニヤフ、プーチン・・。
 禅宗の石庭?は美しすぎて妙案も浮かばず、それならと頓智か川柳でもと思ったが、炎昼に脳みそフリーズ一休寺 みたいなものしか浮かばなかった。
    訪れる人もまばらで、沙羅双樹(夏椿)が風情と言えば風情。頓智の一休さんのお寺というよりも、老成した一休宗純禅師の禅寺そのもの。
    禅の境地とは程遠い凡夫は、ただ、四年物だという一休寺納豆を求めてスキップをして帰ってきた。
 採りたての胡瓜と一休寺納豆。善哉、善哉。

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