2025年6月11日水曜日

輸入米議論に欠けているもの

    「緊急」だとかいろいろ言い訳を言いながら、備蓄米を戻すことが出来なければ輸入米を増やして充てればいいではないかと例のパフォーマンス大臣。
 目先の選挙の話題にさえなれば、口先?八丁(舌先三寸)。
 こういう男に乗せられるとエライことになる気がするが、テレビや新聞を見ていると杞憂ではなさそうなのが怖い。

 口先大臣は環境大臣経験者でもあったはずだが、結局、客寄せパンダ以外の何者でもなかったことがはっきりした。
 ここで私が言いたいことは、コメのバックグラウンドである水田あるいは農村が環境に莫大な貢献をしているという認識が欠けているということ。マスコミも同様だが・・・
 日本人の主食のコメがなくなるのは重大なことではあるが、同様に地球温暖化は地球人共通の毒ガスのようなもの。
 稲作をつぶすことはこの国の環境を根本から破壊する・・と想像する知恵が大切ではないだろうか。。
 水田や農村のはたしている温暖化対策の効果は、ほんとうに試算すれば莫大な価額に相当する。
 そんな時代に、「古古古米も安くていい」とか「カリフォルニア米も結構いける」などとマイクの向こうで笑っているテレビ、そういうことを良しとしている姿勢のマスコミ。皆さん! 現代の地球人として忘れてはならないものを忘れていませんか。
 輸入米議論を聴いていて、稲作と田園、それに携わる農家を守る農政の大転換が必要だと思う毎日だ。

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