2025年3月16日日曜日

圏谷(けんこく・カール)

    澄んだ空圏谷(カール)飛び交ういわひばり 

    第28回全国小学生・中学生俳句会というものがあり、36,211名の投句者がいた中で、多数の入選者の中の一人だが孫の夏ちゃんの句が選ばれ、それが載っている作品集をもらった。
 しばしば某しんぶんに投句をしているがボツが続いている祖父ちゃんはただただ感心している。
 それにカール(千畳敷カール)のことを圏谷(けんこく)と書いたり読んだりすることをよく知っているものだと、それを初めて知った祖父ちゃんは驚いたが、生徒一人に一台タブレットを持つ教育環境のプラス面だろう。年寄りの経験知など風前の灯火だろうか。

 私ごとだが、私が小学生の時代は「生活綴り方運動」に繋がる自由詩などが盛んなころで、戦前の教育の反省というのだろうか、定型詩や文語、さらには漢字などがどちらかというと否定?されていた。その延長で俳句や短歌などもマイナスイメージが強かった。
 そんなもので、この歳になっても私は改まった文章や定型詩は大の苦手でいる。
 そんな私が、ちょっと投句などしてみようかと思ったのはテレビのプレバトの影響だから、私も単純なミーハーである。
 単純なミーハーでもよい。人間生きている限りは勉強であり挑戦だから、これからも短歌、俳句、川柳に挑み続けたい。
 
 孫の作品は夏休みの中央アルプス駒ケ岳登山を詠んだもの。
 雄大な景色、珍しいイワヒバリ、苦労を乗り越えて登頂した喜びがある。
 さて、詩を書く秘訣はただ一つではなかろうか。それは常にワクワクした気持ちで物事を見ることだと思う。
 夏ちゃん、その気持ちを忘れないで! 祖父ちゃんもそんな気持ちで頑張ろう。

1 件のコメント:

  1. 山梨県笛吹市は飯田蛇笏・龍太親子の故郷ということでこの俳句会の開催地になっている。

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