特に道頓堀橋あたりから東の方の戎橋や道頓堀の方を見ると、雑踏という形容がぴったりだった。
また近頃は御堂筋そのものも大きく変化していて、かつての各社の本社機能というよりも、高級ホテルの一角のように、世界的に有名な服飾品などのブランドの店舗が軒を並べている。
早い話が御堂筋にしても戎橋・心斎橋筋にしても、「日本は安い!」とやってくるインバウンドに顔が向いていると見た。
そこでだが、「日本は物価が安い」という実感が日本人にあるだろうか。価額の実感は収入(所得)に対する支出(値段)の問題だから、「物価が安い」と感じる外国人と比べて日本人の賃金、はては年金などの収入が低すぎるというのが本質だろう。
かつての日本人が実感していたことでもある。
テレビなどのコメンテーターも「日本は物価が安いから外貨で潤う」みたいなことを言うのでなく、「日本の賃金が安すぎるのでインバウンド公害が起こっている」と言うべきでないかと思う。
日本の賃金や年金など収入が減ったのが「日本は物価が安い」というインバウンドの本質。それを言い換えるとアベノミクスで日本経済が没落したということ。韓国通の先輩は「昔は東京へ行くよりもソウルへ旅行する方が安かった」とも。
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